建築士の塾 by archicom

ライン

平成28年一級建築士
設計製図試験合格基準

ライン

設計課題

子ども・子育て支援センター

(保育所、児童館・子育て支援施設)

採点のポイント

(1)空間構成
①建築物の配置計画
②ゾーニング・動線計画
③要求室等の計画
④建築物の立体構成等

(2)意匠・建築計画
①要求室の機能性・快適性等
②図面、計画の要点等の表現・伝達

(3)構造計画
①大スパン架構における上部構造の構造種別・架構形式、スパン割り及び部材の断面寸法の計画
②大空間にける天井等の落下防止対策の考え方
③地盤条件及び経済性を踏まえて採用した基礎構造の計画

(4)設備計画
①自然エネルギーの利用方法とその省エネルギー効果
②自然採光及び自然換気の利用

(5)設計条件・要求図面等に対する重大な不適合
① 「要求図面のうち1面以上欠けるもの」、「計画の要点等が完成されていないもの」又は「面積表が完成されていないもの」
② 地上3階建てでないもの
③ 図面相互の重大な不整合(上下階の不整合、階段の欠落等)
④ 建築面積が1,260m2以下でないもの
⑤ 床面積の合計が2,000m2以上、2,500m2以下でないもの
⑥ 次の要求室・施設等のいずれかが計画されていないもの


乳児室、ほふく室、保育室、遊戯室、調理室、幼児用便所①、医務室、保育所玄関、事務室①、屋外遊戯場、集会室、プレイルーム、図書室、工作室、児童クラブ室、育児交流室、育児相談室、幼児用便所②、受付、事務室②、屋上広場、エントランスホール、前述以外の便所、機械室又は設備スペース、エレベーター


⑦ その他設計条件を著しく逸脱しているもの

採点結果の区分(成績)

●採点結果については、ランクⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの4段階区分とする。
ランクⅠ:「知識及び技能」を有するもの
ランクⅡ:「知識及び技能」が不足しているもの
ランクⅢ:「知識及び技能」が著しく不足しているもの
ランクⅣ:設計条件及び要求図書に対する重大な不適合に該当するもの
*「知識及び技能」とは、一級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」をいう。

●なお、採点の結果、ランクⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳのそれぞれの割合は、次のとおりであった。
ランクⅠ:42.4%、ランクⅡ:27.1%、ランクⅢ:20.7%、ランクⅣ:9.7%

合格基準

採点結果における「ランクⅠ」を合格とする。


[back]